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問150/第8回(令和7年)/公認心理師


 総合病院、A病院。4人の心理職が心理室に勤務している。このうち女性2名が昨年末に相次いで産休取得の手続を行い、うち1名は退職の可能性を示唆している。新年度から人手不足が見込まれることから、代替の非常勤職員の募集に加えて、正規職員採用人事も立ち上げることになった。正規職員の採用について、心理室メンバーと人事部で相談したところ、「正規職員は、長期の継続勤務が見込まれる男性を積極的に採用してはどうか」という意見が出された。
 この意見にみられる問題を表す用語として、最も適切なものを1つ選べ。


【正解】  2

【解説・ポイント】

女性が産休などで離職する可能性がある」という属性全体の平均的な傾向を根拠に、個々の能力を判断せず、特定の人々を不利に扱うことを指します。「正規職員は男性を積極的に」という意見は、男女雇用機会均等法にも抵触するおそれがある差別的な考え方です。人事や採用の文脈では、このようなステレオタイプによる判断を統計的差別と呼びます。

2(統計的差別): 個人の資質ではなく、「男性は長く働き、女性は家庭の事情で辞めやすい」といったグループ全体の統計的なイメージやステレオタイプに基づいて判断を下すことです。本事例では、育休取得という特定の出来事を一般化し、性別を理由に採用方針を決定しようとしており、この用語が最も適切です。

1(損失回避性): 同程度の利益を得るよりも、損失を避けることを過大に重視する心理的傾向です(プロスペクト理論)。
3(論理的誤差): 評価者が「性格が明るいから、きっと仕事もできるだろう」というように、論理的に関連があると思い込んでいる異なる特性を、関連づけて評価してしまうエラーです。
4(行為者-観察者バイアス): 自分の失敗は状況のせいにし、他人の失敗は本人の性格や能力のせいにしがちな認知の偏りです。
5(ポジティブ・アクション): 過去の差別による格差を解消するために、社会的弱者に対して一定の範囲内で特別の機会を提供する積極的改善措置です。

【みんなの解答分布】

【解答総数】  45

22%
69%
2%
7%
0%


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【過去問】 公認心理師 第8回(令和7年) 問150

この問題の正答率は 69 %です。

これまで解答した 45 人のうち 31 人が正解しました。

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