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問151/第8回(令和7年)/公認心理師


 32歳の女性A、入職1年目の介護職員。Aは、不眠と気分の落ち込みを訴え、精神科の外来を受診した。Aによると、2か月前、通所者Bの送迎車を運転中、追突事故に巻き込まれた。Aは軽い頸椎捻挫で済んだが、同乗していたBは、骨盤骨折などの重傷を負い、現在も入院中である。Aは事故後も勤務を続けているが、当時のことがふと思い出されたり、突然動悸がしたりする。Bの怪我の原因は全て自分にあると感じ、自責の念が強い。事故の悪夢に悩まされることもある。以前は、仕事が楽しかったが、事故以来、送迎車の運転に恐怖を感じ、仕事を辞めたいという。
 Aの治療に有効と考えられる、構造化された心理療法に該当するものを2つ選べ。


【正解】  3,4

【解説・ポイント】

事例のAは、2か月前の事故をきっかけに、再体験症状(フラッシュバック、悪夢)、覚醒亢進(動悸)、回避(運転への恐怖)、自責感といった症状を呈しています。事故から1か月以上経過しているため、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の状態にあると考えられます。PTSDの治療において、世界的に推奨されている「トラウマ焦点型」の代表的な手法がPEとEMDRです。

3(持続エクスポージャー法〈PE〉): トラウマ焦点型認知行動療法の一つです。安全な環境で、避け続けているトラウマの記憶や、それに関連する場面に直面化(曝露)させ、恐怖や不安に慣れるとともに、認知の再構成を促します。
4(眼球運動による脱感作と再処理法〈EMDR〉): トラウマ体験を想起しながら、左右に振られる指を眼で追うなどの両側性刺激を脳に与えることで、未処理の記憶を再処理する心理療法です。PTSDに対して高い有効性が認められています。

1(応用行動分析〈ABA〉): 行動の機能分析を行い、環境を調整することで行動の変容を目指すものです。主に発達障害児の支援などに用いられます。
2(問題解決療法〈PST〉): 現在直面している具体的な問題に対して、解決策を生成・実行するための認知的・行動的なアプローチです。
5(緊急事態ストレス・デブリーフィング〈CISD〉): 事故直後の集団に対して行われる早期介入法ですが、現在では二次被害のリスクやPTSD予防効果への疑問から、推奨されないことが多くなっています。

【みんなの解答分布】

【解答総数】  47

21%
9%
45%
55%
43%


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【過去問】 公認心理師 第8回(令和7年) 問151

この問題の正答率は 30 %です。

これまで解答した 47 人のうち 14 人が正解しました。

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