ホーム > 過去問トップ > 第1回追加(平成30年) > 問題

問136/第1回追加(平成30年)/公認心理師


 プライム刺激とターゲット刺激の意味的関連性によるプライミング効果について検討する目的で、語彙判断課題を用いた実験を行った。意味的関連がある(SR)条件の方が意味的関連がない(UR)条件よりも語彙判断の反応時間が短くなることを仮説とした。以下は論文における「結果」についての記述の一部である。
 「プライム刺激とターゲット刺激の意味的関連がある(SR)条件と意味的関連がない(UR)条件別に、語彙判断の反応時間の平均と標準偏差を算出した。SR条件ではM=620、SD=100、UR条件ではM=640、SD=100で統計的に有意であった。このことからプライミング効果が認められたといえる。」
 この論文における「結果」の記述の問題点として、最も適切なものを1つ選べ。