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問139/第3回(令和2年)/公認心理師


 87 歳の女性 A。A は、軽度の Alzheimer 型認知症であり、日常生活において全面的に介助が必要である。特別養護老人ホームのショートステイ利用中に、介護士 B から虐待を受けているとの通報が、同僚から上司に寄せられた。施設の担当者がAに確認したところ、B に太ももを平手で叩かれながら乱暴にオムツを替えられ、荒々しい言葉をかけられたとのことであった。A は、夫と死別後、息子夫婦と同居したが、家族とは別の小屋のような建物で一人離れて生活させられていた。食事は、家族が気が向いたときに残り物を食べさせられ、食べ残すと強く叱られたことも、今回の調査で判明した。
 AがBと家族の双方から受けている共通の虐待として、最も適切なものを1つ選べ。