問141/第6回(令和5年)/公認心理師
50歳の男性A、会社員。産業医の紹介で精神科クリニックを受診した。Aは、1年前に会社の組織変更に伴い、入社以来従事してきた開発職から営業職に異動となった。当初、新たな職場で戸惑いもあったが、意欲的に業務に取り組んでいた。しかし、営業成績が上がらず、しばしば夜遅くまで残業するようになった。半年前頃から不眠や食思不振を認めるようになり、次第に仕事の遅れが目立ってきた。気力低下が続き、1か月前から欠勤も増えている。問診票には、「こんな私のために皆さまのお時間をとってしまい、申し訳ない」と記載されていた。
Aの病態評価のために行う心理検査として、最も適切なものを1つ選べ。