問142/第4回(令和3年)/公認心理師
54 歳の男性 A、会社員。仕事への興味の減退を主訴に心理相談室に来室した。A は、大学卒業後、技術系の仕事に就き、40 歳代で管理職になった。4か月前にゴルフ友達が亡くなったのを機に不眠傾向となり、かかりつけ医から睡眠薬を処方された。しかし、症状は改善せず、体調不良を自覚して検査を受けたが異常は指摘されなかった。清潔な身なりで礼容は保たれているが、張りのない声で、「楽しい感情が湧かない」、「ゴルフが大好きだったのに行く気がしない」、「ふさぎ込んでいるので家庭の空気を悪くして申し訳ない」と述べた。飲酒習慣は晩酌程度という。
最も優先して確認するべき A の症状を1つ選べ。