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問153/第6回(令和5年)/公認心理師


 67歳の女性A、無職。半年前に夫を亡くし、現在、娘と二人暮らしである。数か月前から、同じことを何度も尋ねたり、日付を間違えたりすることが増えた。また、日課にしていた散歩に出かけなくなった。心配した娘に連れられて医療機関を受診し、担当医Bの診察を受けた。診察では、「最近物忘れが多く、何をするにもおっくうだ」と話した。Bによると、失語、失認及び失行を疑わせる症状はなく、神経学的症状もなかった。MMSEは25点、HDS-Rは26点であった。Aの詳しい病態把握が必要と判断したBは、公認心理師Cに心理検査バッテリーについて相談した。
 このときCが提案すべき心理検査として、適切なものを2つ選べ。