問153/第7回(令和6年)/公認心理師
11歳の男児A、小学5年生。Aは、親の経済的困難のため、2歳のときに地域小規模児童養護施設に入所した。両親は、Aの入所後しばらくは面会に来ていたが、最近連絡が途絶えている。ある日、施設の公認心理師Bは、Aの担当ケアワーカーCから相談を受けた。Cによると、Aは元来穏やかな性格であるが、最近、親との記念写真を捨ててしまったり、居間でAが得意とする工作をしているときに、年少児に作品を壊されたと激怒したりと、情緒不安定な様子がみられる。あるとき、CがAに自室で作るよう言うと、「ここは僕の家だ。どこでも好きな所で作る権利が僕にはある」と泣いて主張した。
BとCの対応として、適切なものを2つ選べ。