問60/第6回(令和5年)/公認心理師
25歳の女性A、会社員。仕事に集中できないことが続き、職場の相談室を訪れ、公認心理師Bが面接した。10か月前、挙式間際に婚約者から別れを切り出されて以来、過眠、手足の重さ、抑うつ気分や焦燥感、罪責感、希死念慮、意欲低下が生じた。2か月前から過眠や易疲労感、手足の重さが増悪し、些細なことで、「自分なんてだめだ」、「皆に嫌われている」と職場で泣くこともあった。Bとの面接では、「失恋のトラウマから立ち直れない、何もやる気が出ない」と訴えた。
DSM-5に基づくAの病態の理解として、最も適切なものを1つ選べ。