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問63/第3回(令和2年)/公認心理師


 45 歳の男性 A、市役所職員。A は上司の勧めで健康管理室を訪れ、公認心理師 B が対応した。A の住む地域は1か月前に地震により被災し、A の自宅も半壊した。A は自宅に居住しながら業務を続け、仮設住宅への入居手続の事務などを担当している。仮設住宅の設置が進まない中、勤務はしばしば深夜に及び、被災住民から怒りを向けられることも多い。A は「自分の態度が悪いから住民を怒らせてしまう。自分が我慢すればよい。こんなことで落ち込んでいられない」と語る。その後、A の上司から B に、A は笑わなくなり、ぼんやりしていることが多いなど以前と様子が違うという連絡があった。
 この時点のBのA への対応として、最も適切なものを1つ選べ。