問63/第5回(令和4年)/公認心理師
45 歳の女性 A、小学 4 年生の男児 B の母親。A は、B の不登校について、教育センターで教育相談を担当している公認心理師 C に相談に訪れた。親子並行面接の親面接において、A は B について少ししか話さず、結婚以来、夫から受けてきたひどい扱いについて軽い調子で話すことが多かった。C は、夫との関係で A が傷ついてきたものと推察しながらも、A の軽い話ぶりに調子を合わせて話を聞き続けていた。そのうちに C は A との面接を負担に感じるようになった。
E. S. Bordin の作業同盟(治療同盟)の概念に基づいた、C の A への対応方針として、最も適切なものを 1 つ選べ。