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問65/第3回(令和2年)/公認心理師


 9歳の男児 A、小学3年生。A は、学校でけんかした級友の自宅に放火し、全焼させた。負傷者はいなかった。A はこれまでにも夜間徘徊で補導されたことがあった。学校では、座って授業を受けることができず、学業成績も振るわなかった。他児とのトラブルも多く、養護教諭には、不眠や食欲不振、気分の落ち込みを訴えることもあった。Aの家庭は、幼少期に両親が離婚しており、父親 B と二人暮らしである。家事はAが担っており、食事は自分で準備して一人で食べることが多かった。時折、B からしつけと称して身体的暴力を受けていた。
 家庭裁判所の決定により、A が入所する可能性が高い施設として、最も適切なものを1つ選べ。