当サイトでは過去問演習ができるウェブアプリを作成しており、スマホやパソコンなどネットがつながる環境があればいつでも手軽に過去問に取り組むことを可能としています。
私自身、ここ数年で社会福祉士と精神保健福祉士、公認心理師の試験を受けましたが、試験勉強の多くの時間を過去問演習に費やしたことで、合格基準点を十分に満たす得点をとることができました。少なくとも資格試験の勉強においては、最も効果があり、効率の良い方法だと考えています。
今回は資格試験の勉強における過去問演習のメリットなど重要性について取り上げます。
過去問演習のメリット
- 本番の練習ができる
- 試験の傾向がつかめる
- 試験では同じような問題がでる
- 問題の表現に慣れる
- 繰り返すことで知識が定着する
- 重要なアウトプットになる
少し重複するような内容もありますが、メリットはたくさんあります。メリットについていくつかピックアップします。
本番の練習ができる
過去問はまさしく試験問題そのものです。それが過去に出されたというだけで、もし少し早く試験を受けていたらその問題を本番で解いていた訳です。予想問題を解くのとは違った、本番の問題に触れることができます。
試験では同じような問題が出る
出題される問題の範囲は限られており、試験を作成する人たちは限られた情報の中から問題を作成しているはずです。その中でも資格取得者に特に身に付けてほしい知識や求める考え方などはその年によって急に変化するものでなく、時代が進む中で少しずつ変わっていくものです。重要な知識、考え方については、例年の試験で問題文や選択肢の語句や表現を変えて何度も繰り返して出題されています。
きちんと勉強すれば、その資格の重要な知識や考え方が試験では得点源になります。
繰り返すことで知識が定着する
過去問ばかり解いていて、テクニックばかり身について勉強にならないとお考えの方もいるのではないでしょうか。そんなことはありません。過去問には問題文、選択肢と勉強のヒントがたくさん詰まっていて、要求される知識量も非常に多いです。一度覚えたつもりでも忘れてしまうことが多いでしょう。問題を解くことでアウトプットを重ね、知識を定着させることができます。
過去問演習のデメリット
- 問題(解答)を覚えてしまう
- 過去問だけ解いていていいのか不安になる
- 傾向の変化があったときに弱い
- 試験本番は初見の問題ばかりで戸惑う
試験本番は初見の問題ばかりで戸惑う
これ私です。過去問ばかり解いていて、高い点数が取れるようになって、過去問を解くのが少し気持ち良くなっていました。実は問題を解くのって頭をすごく使ってものすごく疲れるものです。試験本番では初めて見る問題ばかりで、問題を読むことだけでも疲れましたし、ちゃんと正解を導けているのか試験中から不安に襲われ、試験後は絶望感も感じました。
しかし、結果は十分合格!!
過去問演習はすごく負荷の強いトレーニングをしているのと同じです。トレーニングはうそをつきません。十分なトレーニングをしてムキムキにして本番を迎えましょう。
過去問演習の使い方
出来るだけ早い時期に
試験直前の腕試しに使おうと思ってとっておくのも一つの手ですが、早い時期から過去問に取組み、何ができて何ができないのか、自分に足りないもの、合格に必要なものを見つけることが大事です。過去問はすでにあなたの手の中にあります。思い立ったら始めましょう。
何度も繰り返す
実際に過去問をやると1回とおして解いただけで試験時間と同じだけ(2~3時間程度)かかります。正直、疲労困憊で答え合わせまでたどり着きません。もしくは答え合わせをやって点数を確かめただけで終わりなんてことになってしまいがちです。
ただ、それだけで終わらせてしまうと本当にもったいない。結果を振り返り、間違った問題を復習をすることがとても大事です。1つの問題に選択肢は4つか5つあり、正解の選択肢だけでなく、間違いの選択肢にも勉強のヒントがあります。試験時間以上に時間がかかり大変な作業になりますが、どういった理由で間違っていたのかを確認することで、知識量は飛躍的に増加します。
私が試験を受けたときは、5回は繰り返しました。さすがに5回もやると、ところどころ答えを覚えているものも出てきますが、それでいいんです。覚えてしまうくらいやっていれば知識も定着しているはずです。
過去問題集のテキストを有効に使う
市販されている過去問題集には適量で適切な解説が記載されています。問題集によっては問題ページのすぐ隣に解説があったり、離れた場所に解説があったり様々です。自分好みの問題集を一つは用意しましょう。
また、試験実施機関のウェブサイトには数年分の試験問題がダウンロードできる形で用意されています。本試験と同じ書式となるため、大量ではありますが印刷して、本番同様の気持ちで挑みましょう。
まとめ
以上、皆さんすでにご存知の内容だとは思いますが、あえて書かせていただきました。個人的に、過去問演習は資格試験の勉強においてこれ以上ない一番の方法だと思っています。
紙に印刷して取り組むのも良し、当サイトで取り組むのも良し。使える資源を有効に使って、資格勉強を良いものとしてもらえれば幸いです。
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