問題110/第33回(令和2年度)/社会福祉士(専門)
相談援助の理論と方法
事例を読んで、V母子生活支援施設(以下「V施設」という。)のH母子支援員(社会福祉士)がJさんに家庭訪問を提案した目的として、適切なものを2つ選びなさい。
〔事例〕
Jさん(38歳、女性)は、半年前にV施設を退所した。退所後は仕事をしながら、息子(12歳)と共にV施設の隣町のアパートで暮らしていた。しかし、最近になって体調を崩し、自己都合により退職した。Jさんは生活に不安を覚え、V施設の支援担当者だったH母子支援員に電話をした。電話では、再就職活動をしているが、適切な職場が見付かっていないこと、手持ちのお金が底をつきそうで今後の生活に不安があること、思春期を迎える息子とのコミュニケーションに戸惑いがあることなどがJさんから話された。話を聞いたH母子支援員は、支援の必要性を感じ早期の家庭訪問を提案した。