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問題60／第37-27回（令和6年度）／社会福祉士・精神保健福祉士（共通）

　事例を読んで、刑の全部執行猶予中の保護観察に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
　〔事 例〕
　Ａさん（30歳）は、覚醒剤の自己使用により検挙され、懲役1年執行猶予3年保護観察付の判決が確定し、保護観察中である。Ａさんには「薬物再乱用防止プログラムを受けること」という特別遵守事項が設定されている。また、Ａさんには担当保護司が指名されている。

1	Ａさんは、一般遵守事項に違反しても、執行猶予が取り消されることはない。
2	Ａさんは、簡易薬物検出検査を受けなければならない。
3	Ａさんに対する不良措置として、保護観察の期間の延長がある。
	（執行猶予期間と同じで、延長は不可）
4	Ａさんの担当保護司は、Ａさんの補導援護はできるが指導監督はできない。
5	Ａさんが特別遵守事項に違反した場合には、保護観察所長が執行猶予を取り消す。

【正解】　　2

【解説・ポイント】

薬物再乱用防止プログラムは、薬物依存症者の再犯・再使用を防ぎ、社会復帰を促進することを目的とした教育・支援プログラムです。保護観察所で、薬物犯罪で保護観察中の人を対象に実施されています。
プログラムでは、簡易薬物検出検査が教育課程と並行して実施されます。検査で陰性が続くことで達成感を得て断薬のモチベーション維持を図ります。

【みんなの解答分布】

【解答総数】　　87

1		5%
2		63%
3		11%
4		3%
5		17%

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【過去問】 社会福祉士・精神保健福祉士（共通） 第37-27回（令和6年度） 問題60

この問題の正答率は 63 ％です。

これまで解答した 87 人のうち 55 人が正解しました。

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