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問題54/第37-27回(令和6年度)/社会福祉士・精神保健福祉士(共通)

障害者福祉

 事例を読んで、Aさんの状況にあてはまる、「精神保健福祉法」に基づく入院形態として、最も適切なものを1つ選びなさい。
 〔事 例〕
 統合失調症のAさん(40歳)は、この1週間で絶え間ない幻聴と、常に誰かに監視されているという妄想がひどくなってきた。さらに盗聴器を探して家具を壊すなどの行為が始まったため、同居する母親に付き添われ、かかりつけのB精神科病院を受診した。精神保健指定医であるC医師は診察の結果、入院治療を要すると判断し、Aさんにその旨を説明したが、Aさんはおびえた様子で意味不明な独語を繰り返すのみで、応答は得られなかった。C医師はAさんが入院治療の必要性について納得できるよう丁寧に説明を重ねたが、やはり入院についての同意を得ることはできず、また、症状の緩和も見られなかったため、やむを得ず母親の同意によって即日入院してもらうことになった。


(注) 「精神保健福祉法」とは、「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」のことである。

【正解】  3

【問題の解説】

医療保護入院は、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(精神保健福祉法)に基づく精神科病院への入院形態の一つです。主に、精神障害のある人が自ら入院に同意できない場合に、家族等(配偶者、親権者、直系血族、兄弟姉妹、後見人・保佐人など)の同意と精神保健指定医の診察に基づいて行われます。

【みんなの解答分布】

【解答総数】  6

117%
20%
383%
40%
50%


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