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問題72/第37-27回(令和6年度)/社会福祉士・精神保健福祉士(共通)

ソーシャルワークの理論と方法

 事例を読んで、この段階のA病院のB医療ソーシャルワーカー(社会福祉士)が行った実践モデルやアプローチに関して、最も適切なものを1つ選びなさい。
 〔事 例〕
 Cさん(46歳、男性)は夫婦で生まれ故郷に戻り、5年前から喫茶店を営んでいる。1か月前に、脳出血を患い、A病院でリハビリテーションを受け、数週間後に自宅退院を控えている。BはCさんと退院に向けた面談を行った。Cさんは「左片麻痺があるのは仕方がないとしても、妻もまた一緒にお店をやっていこうと言ってくれているので仕事がしたい。地元の友達も戻ってきたら店に行くよと声をかけてくれているから」と語った。Bは「奥様もお友達もCさんがお店に戻ってこられるのを待っておられるんですね。お店に戻られるまで、どのように暮らしを整えていったら良いか、ご一緒に考えていきましょう」と提案した。




【正解】  4

【問題の解説】

「生活モデル」は、障害や病気を抱えていても、その人らしい生活を再構築することを支援するアプローチです。医療ソーシャルワーカーが退院前の支援をする中で、よく用いられる考え方の一つです。人と環境の相互作用に着目し、クライエントの生活全体を捉えて支援する現代ソーシャルワークの基本的な枠組みであり、個人だけでなく環境にも介入し、クライエント自身の対処能力を高めることを重視しています。

【みんなの解答分布】

【解答総数】  7

114%
20%
314%
443%
529%


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