<既に終了した募集です。参考として記事を残しています。これまでまとめた採用情報や最新の案内があれば記事を追加しますので、こちらで確認してください。>
2023年1月の最新情報です。
社会復帰調整官の採用案内が法務省のウェブサイトに掲載されていますので、興味のある方は下記のリンクをチェックしてください。採用は令和5年5月1日付けで、応募期間は2023年2月3日(金)までですので、興味のある方は検討してください。
社会復帰調整官とは
保護観察所に勤務し,精神障害者の保健及び福祉等に関する専門的知識に基づき,心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った人の社会復帰を促進するため,生活環境の調査,生活環境の調整,精神保健観察等の業務に従事します。
法務省ウェブサイト:https://www.moj.go.jp/hogo1/soumu/hogo_hogo17.html
法務省のウェブサイトには慣れない人には少し???な文書が記載されてました。
保護観察所とは法務省が管轄する地方のお役所です。つまり、社会復帰調整官=国家公務員ということになります。待遇は一般職の国家公務員で、採用までの経験年数等加味されて、給与が支給されます。当然、他の国家公務員と同様の福利厚生を受けることもできます。国家公務員であるため、県を跨いだ異動も時にはあるかもしれません。いや、何年かに一度あるでしょう。
保護観察所といえば、非行をした少年や刑務所から仮釈放となった者、執行猶予中に保護観察に付された者が再犯をしないように更生をするように指導や支援を主に行う機関です。
社会復帰調整官は心神喪失や心神耗弱の状態で殺人や傷害、放火などの他害行為を行い、その精神症状により、不起訴とされて刑に付されなかったか、刑を受けたものの減刑された者が社会復帰するのを促進する役割を担っています。
実際には対象の者がどのような生活をしていたのかの環境を調査したり、入院する病院へ行って退院先の調整をしたり、通院している者の状況を観察したり、関係機関を集めて会議を開いたりと多くの関係者と連絡調整を行って業務を進めているようです。
社会復帰調整官の応募要件
採用案内に記載されていることを簡単に書いてみると
- 社会復帰調整官の仕事に対する熱意がある
- 精神保健福祉士の資格があるか、社会福祉士、保健師、作業療法士、公認心理師、臨床心理士の資格があり、精神保健福祉に関しての知識を有している
- 8年以上の勤務経験
- 大卒以上
とのことです。
大学を卒業して、精神保健福祉関係の仕事に従事して8年以上経過した人が対象となります。結構ハードル高めで、20代では8年以上の条件を満たすことが難しいので、30歳オーバーがメインになってくるかと思います。
今回の採用予定
令和5年5月1日付けの予定で中部地方更生保護委員会が採用活動をしています。採用された場合に勤務するのは「名古屋保護観察所」と「福井保護観察所」です。
名古屋保護観察所
名古屋の官庁街での勤務になるので、中部圏に住んでいる方は自宅から通うこともできますし、これを機に名古屋での生活を始めるという選択も悪くないでしょう。転居が必要な場合には国家公務員用の宿舎を借りて住むこともできるでしょう。宿舎に関しては、築古であったり場所が不便だったりしますが、家賃は民間のアパートよりも低く抑えられるので安心です。
名古屋保護観察所は名古屋法務合同庁舎にあります。市役所駅から徒歩3分で、通勤にはとても便利な場所です。
福井保護観察所
福井保護観察所は福井春山合同庁舎にあります。JR福井駅から徒歩約15分の場所にあります。そのほか、福井鉄道福武線「仁愛女子高校」駅や京福バス「裁判所前」からは徒歩1分です。
採用予定は 各1名 ということです。近年では社会復帰調整官の採用数が少ないので、貴重な機会でもあります。
- 公務員になりたい方
- 刑事司法手続きに興味のある方
- 精神障害者の社会復帰に興味がある方
- 精神保健福祉士などとして資格を使って働いた経験を活かしたい方
などには大変魅力的な仕事かと思いますので、この機会に応募してみてはいかがでしょうか。
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