<既に終了した募集です。参考として記事を残しています。これまでまとめた採用情報や最新の案内があれば記事を追加しますので、こちらで確認してください。>
2022年10月の最新情報です。
社会復帰調整官の採用案内が法務省のウェブサイトに掲載されていますので、興味のある方は下記のリンクをチェックしてください。応募期間は2022年11月4日までですので、お急ぎください。
社会復帰調整官とは
保護観察所に勤務し,精神障害者の保健及び福祉等に関する専門的知識に基づき,心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った人の社会復帰を促進するため,生活環境の調査,生活環境の調整,精神保健観察等の業務に従事します。
法務省ウェブサイト:https://www.moj.go.jp/hogo1/soumu/hogo_hogo17.html
法務省のウェブサイトには慣れない人には少し???な文書が記載していました。
保護観察所とは法務省が管轄する地方のお役所です。つまり、社会復帰調整官=国家公務員ということになります。待遇は一般職の国家公務員で、採用までの経験年数等加味されて、給与が支給されます。当然、他の国家公務員と同様の福利厚生を受けることもできます。国家公務員であるため、県を跨いだ異動も時にはあるかもしれません。いや、何年かに一度あるでしょう。
保護観察所といえば、非行をした少年や刑務所から仮釈放となった者、執行猶予中に保護観察に付された者が再犯をしないように更生をするように指導や支援を主に行う機関です。
社会復帰調整官は心神喪失や心神耗弱の状態で殺人や傷害、放火などの他害行為を行い、その精神症状により、刑に付されなかったり減刑された者が社会復帰するのを促進する役割を担っています。
実際には対象の者が入院する病院へ行って退院先の調整をしたり、通院している者の状況を観察したり、関係機関を集めて会議を開いたりと多くの関係者と連絡調整を行って業務を進めているようです。
社会復帰調整官の応募要件
採用案内に記載されていることを簡単に書いてみると
- 社会復帰調整官の仕事に対する熱意がある
- 精神保健福祉士の資格があるか、社会福祉士、保健師、作業療法士、公認心理師、臨床心理士の資格があり、精神保健福祉に関しての知識を有している
- 8年以上の勤務経験
- 大卒以上
とのことです。
大学を卒業して、精神保健福祉関係の仕事に従事して8年以上経過した人が対象となります。結構ハードル高めで、20代では8年以上の条件を満たすことが難しいので、30歳オーバーがメインになってくるかと思います。
今回の採用予定
令和5年1月1日付けの予定で四国地方更生保護委員会が採用活動をしています。採用された場合に勤務するのは「徳島保護観察所」のようです。
選考は11月中に行う日程になっていますが、もし今現在仕事をされている方が採用となった場合には今の仕事をどうするかも含めてかなりタイトな日程で、厳しい判断を迫られることになるでしょう。
遠方で自宅から通うのは全然無理っ!て人も多いでしょうが、国家公務員用の宿舎を借りて住むこともできるでしょう。宿舎に関しては、築古であったり場所が不便だったりしますが、家賃は民間のアパートよりも低く抑えられるので安心です。
徳島保護観察所は徳島地方合同庁舎の5階にあります。徳島駅からは徒歩7分と案内があり、交通の便はかなり良さそうです。
採用予定は 1名 ということで、なかなか狭き門とはなりそうですが、
- 公務員になりたい方
- 精神障害者の社会復帰に興味がある方
- 精神保健福祉士などとして資格を使って働いた経験を活かしたい方
などには大変魅力的な仕事かと思いますので、この機会に応募してみてはいかがでしょうか。
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